契約案件にマッチした契約書の起案

 お客様の契約内容や事業内容を把握し、契約書作成の目的を明確にします。
 その上で、作成する契約書が、お客様の契約案件における目的や狙いが達成できる
 ように起案を行います。
 契約書の起案に当たっては、契約書で定める各条項を念入りに考え抜き、契約案件
 にマッチした契約書に作り上げます。

お客様が納得できる契約書案の提出

 契約書の文言はできるだけ分かり易くすべきですが、権利義務を明確にするために、
 どうしても本文中に法律の条文のような形式で契約の内容が記載されたり、業界特有
 の言い回しが使われたりします。
 そのため、契約書を見ても十分に理解できない箇所が有ったりすると、契約書の内容
 を確認するのがつい億劫になり、そのまま契約相手と契約書を取り交わしてしまうな
 どということがあると思います。

 当事務所では、お客様に完成版の契約書を納入する前に、まず契約書案で打合せをさ
 せていただきます。
 この契約書案には、必要に応じて、文言の意味の説明やどのような理由でその条項を
 入れたか、などを注釈として記載します。
 契約書の内容を十分理解した上で契約締結をしていただくために、しっかりと説明さ
 せていただき、調整の上、完成版の契約書を作り上げます。

契約当事者双方が納得できる契約書作成への配慮

 契約書の作成では、誰しも自分(自社)に有利な契約内容にしたいと考えます。
 また、それは大切なことです。
 自分(自社)にとって、明らかに不利な条項については、相手との交渉により少なく
 とも不利でない条項にする必要があります。
   しかし、自分(自社)に一方的に有利な内容の契約書にすると、契約相手に警戒さ
   れ、あるいは、相手は怒ってしまい、契約は成立しないでしょう。

 また、仮に契約相手がその時点で了承したとしても、若しも、契約上のトラブルが
 発生し、それが訴訟問題になった場合、片方に一方的に有利な契約内容は、公序良
 俗違反の合意と判断され無効(民法90条)になる可能性もあります。

 契約書を作る上で多少の駆け引きは必要だと思いますが、契約相手のことも考慮し
 た内容であることが望ましいでしょう。
 それが、契約手続を順調に進める上で必要なことであると考えます。

 当事務所では、ご依頼いただいたお客様の業務スタイルを十分把握した上で、契約
 当事者双方が納得し、安心して契約の締結ができるような契約書作成のお手伝いが
 できるように努力しております。

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